2022/09/23 18:17
それはまこも(真菰)がいろんな要素を持っていて、そのひとつひとつとっても魅力があってそれが更に混ざり合わります
そのため、魅力が一言で言えないんですね
いろんな顔を見せるまこもは、他の野菜に比べて知れば知るほど沼のようにはまってしまいます
今回はその代表的な顔を紹介していきまさのでまこも(真菰)の大枠を掴んでいただけたらと思ってます
1.野菜としてのまこもたけ
秋に採れる実り『まこもたけ』
とうもろこしのような形状で皮を剥けば真っ白で中には黒い斑点があります
食感や味は、たけのこ、アスパラガス、とうもろこし、などに喩えられます
淡白でありながらも後口にご飯をしっかり噛んだ後に来るようなほのかな甘みがやってきます
やや繊維質でそれが特有の食感を与えてくれます
食べ方は、生でも調理してでもいけます
代表的なのはきんぴら、天ぷら、野菜炒めなど
炊き込みご飯にしてもお味噌汁に入れてもいけます
大手スーパーには出回らないし、秋だけしか食べられないため知名度は低いですが、味を知ってる方はたけのこのように苦手な人は少なくファンになる方は多いです
価格はバラバラですが、相場感としては300g(まこもたけ3-5本)300円前後というところでしょうか
2.まこも葉、菰米、まこも墨
日本でまこもたけが流通するようになったのは近年のことで、古くは
・まこも葉→しめ縄、菰樽、敷物、まこも葺きなど
・菰米→ワイルドライス
・まこも墨→眉墨、お歯黒、陶器の顔料
などいろいろなものが作られてました
まこも葉に期待されるさまざまな効果(血圧・血糖値・ホルモン分泌をコントロール、免疫が上がる、抗菌作用、利尿・便通改善、防腐、抗炎症)を得るために、現在ではまこも葉を活用するお茶やサプリメントなど幅広い商品が作られています
少し昔に世間から注目されたまこも風呂
まこもの発酵液をお風呂に入れたものだと水を入れ替えないでも菌が発生せずお風呂に入り続けられるその抗菌力の凄さや、民間療法としていろんな病の方が入って改善されるなど言われており、今でもされているところはたくさんあります
マコモプロジェクトの商品もまこも葉のそれらの効果を期待する商品を作っており、実際に使っていただいた方からは好評をいただいております
3.まこも(真菰)の歴史、スピリチュアル的要素
まこも(真菰)は古から日本に自生しておりました
そこから今よりも密接に日本人と関わりを持ち続けておりましたが、その中でも特に神道との関わりが深いのが特徴です
神道の『神が宿る草』として麻とまこもが使われております
両者は当時の方々には身近かつ抗菌力も高く、敷物などを作るのには好素材だったと考えられます
それによりまこもの葉はその場の空間・空気を清浄する働きがあると考えられています
また、まこもは植物として土壌改善や水をきれいにするとも言われており、我々の住む土壌環境も清浄にする働きがあるとされ、その両者からまこもは特別な力を持つと考えられ、精神世界を扱う方々からは神聖な葉とされている一面があります
まとめ
大きく分けて3つの顔をもつまこも(真菰)
まこもに興味がある方がどの顔に興味があるのかによってその魅力の感じ方が大きく違います
よって、最初の質問「まこもの魅力って何ですか?」に戻れば、その質問者にどの顔の魅力について言えばいいかわからないし、答えに窮してしまうことになるのです
実際お話するときも、どの顔からまこもに入ってきた人かによって話すスタンスは大きく変わります
こちらを読んでくださってるみなさんとは少なからずのご縁がありますので、まこも(真菰)についてお話する機会もあるかもしれません
今回の投稿でまこもに対して興味を更に深めつつ、いろんな情報に振り回されない俯瞰した視野を持つヒントになってくださったら幸いです