2022/09/30 00:07

まこもたけ(マコモダケ)は、9月半ば過ぎから11月初旬くらいまで食べられます


売っているのは道の駅や産直市場など、農家さんが栽培地から近いところに直接納めて売っているケースがほとんどで、大手スーパーなどの流通網に乗っていくことはほとんどありません


実際大阪ではそのような状態のため、どこに売ってますか?と問い合わせを頂くことがよくあります


まこもたけの時期の特徴


まこもたけは全体的に初期の頃は大きさが小さく色が白いものが多く、中はみずみずしくて繊維もあまり感じませんし色も真っ白なものが多いです

後期にさしかかると大きいものや表面が緑化したものがでてきて、中はやや水分量が減り、繊維質が強くなり、黒い斑点(黒穂菌によるもの)が目立つようになります


一般的なまこもたけは細くて白いものが好まれる傾向がありあまりに大きいものや緑化したものは市場に出回りません

特に黒穂菌の斑点はカビが生えて食べられないんじゃないかと聞かれることもあるくらい知らない人にとっては印象がよくありません


まこもたけの味の違いは?


味についても白いものがいいと言われております


ここからは個人的な解釈になりますが、初期は水分も多く繊維質が少ないので生やホイル焼きなど味付けが強くない、調理が比較的シンプルなもので食べる時には向いてると思いますし、後期のものは歯ごたえが出て甘みも強くなっている気がしますので、炒め物や揚げ物にはこちらでも十分美味しくいただけますので、そういう使い分けを楽しんでもらうのがいいんじゃないかと思います


ただ、現実的にはそのような後期の特徴の強いものやそもそも出荷の際にはねられてしまうので収穫体験にでもいかない限り目にすることもないかと思いますが個人的にはそれらを食べ比べていただくのもひとつのまこもたけの楽しみ方だと思います


おいしいまこもたけの見分け方


新鮮なまこもたけかを見分けるには、全体のハリがあるかをまず見ましょう

日にちが経ってるのは水分が抜けて皮が皺っぽくなったりハリがなかったりします


また、底面の切り口が乾燥しているか?変色していないか?を見てみるのもよいです


まこもたけの保存方法


保存については皮があるので比較的保つものです

冷蔵保存であれば1週間は十分保ちます、常温でも置いておくことは可能ですがなるべく早く食べていただく方がいいのは確かです


まこもたけ調理のポイント


皮を剥いてカットするとき、輪切り<斜め切り<短冊の順で繊維の歯応えが出ますので、炊き込みご飯や汁物は輪切り、揚げ物は短冊、万能なのは斜め切りなので、料理によって切り方を変えて見られて食感の違いを楽しんでいただくとよいと思います


調理法はたけのこの調理法と同じものはだいたいいけます

特にまこもたけは加熱すると甘みが増しますので、炒め物や揚げ物はおいしいです

個人的には天ぷらが1番好きです


まこもたけ好きの方には、切り干し大根のように干して保存食にしておくのも面白いです

そうすればシーズン終わってからでもお手軽に料理にまこもたけを使うことができます